味仙人 relish hermit

40代おひとりさまの仙人暮らしのような日常を綴っています。一人暮らしの晩ごはん(ひとり飯)の献立や食費を中心に、おひとりさまが思うことなどを。

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賞味期限切れが平気な人になったら節約になるのか|食費削減

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こんにちは、アジです。

皆さんは賞味期限をどのくらい意識されていますか?

一部のものを除き、ほとんどの食品に記載されている賞味期限。先日「消費者庁は食品ロスを減らすため、賞味期限を設定する際の算定基準となる安全係数の見直しを行うなどの方針をまとめた」というニュースを目にしました。

私達が口にしている食品も、今後はもっと長い賞味期限が設定されることでしょう。廃棄される食品を減らそうというのが狙いではありますが、それは物価高で苦しむ私達の助けになるかもしれません。

私は以前に比べ、賞味期限切れに対する意識が緩やかになってきました。そうなった事で節約にも繋がっているのかどうか?

そんな話をしてみたいと思います。

消費期限と賞味期限

商品に記載される日付には「消費期限」と「賞味期限」があります。

消費期限

安全に食べる事が出来る期限

【条件】 ・未開封・表示された保存方法を遵守

賞味期限  

美味しく食べることができる期限

【条件】 ・未開封・表示された保存方法を遵守

 

傷みやすい食品には消費期限が、それ以外には賞味期限が記載される事が多いでしょう。

 

賞味期限切れに抱く印象

賞味期限切れのものに対して抱く印象は人によって異なります。

「美味しく食べることが出来る期限」ではありますが、消費期限と同様に捉え期限をすぎたら即廃棄という人も。「期限」という単語には、ややネガティブな印象を抱きやすい様にも感じます。

 

賞味期限に敏感だった頃

以前の私は賞味期限が切れた食品をどうしていたかというと、食材、調味料、乾物、お菓子、と品種に関係なく1日でも過ぎたらゴミ箱行き。賞味期限の日付にとても敏感だったと思います。

そもそも料理が得意ではない事もあり、期限内であっても開封からだいぶ時間が経ってしまうことも多々。

 

なぜ賞味期限を守っていたか

これには、育った環境も大きく影響するのでは?と感じます。私の母親は物凄くお腹が弱い人。食べ慣れない物を食べたり、スーパーのお惣菜の油が酸化していた時など、食後にトイレへ直行する姿を何度も見てきました。

本人がそういう体質なものですから、食卓に出すのは確実に賞味期限内のもの。それが当たり前の環境で育った私は、賞味期限切れを気にしない人に遭遇した時には大変驚いたものです。

一人暮らし後もその感覚のまま過ごしていたので、期限切れが平気な人に対し「ターミネーターか何かなのか?」くらいに感じていました。

 

賞味期限切れが平気になったワケ

一人で食事を賄うには大きなコストがかかります。一人だろうが家庭があろうが、食費の支出を抑えようとするのはどこも同じことでしょう。

しかし、私のような一人ぼっちは、時に食費を最大限削らなければならない状況がやってきます。それが、収入が途絶えるタイミングです。

それまで購入していた牛乳やバターを買わなくなり、乾物を買わなくなり、アレンジのききにくい食材を買わなくなり。調理する上で欠かせないものは購入しますが、それ以外のものは極力購入を控えるようになっていきます。

 

たまご

そんな時間が長く続いたころ、思いきって賞味期限切れの卵を食べてみることに。ハッキリ覚えてはいませんが、賞味期限から1日か2日、長くても6日程度でしょう。

卵の賞味期限は実は長いという事を知ってはいたものの、記載された日付を越えて食べることはそれまで恐ろしくもありました。しかし、マヨネーズひとつ買うにも大きな痛手となる状況で、そんな悠長なことは言ってられません。

そこで加熱調理してみたところ、腹痛や嘔吐に襲われたり、パタリと倒れたり、そんな事はいっさい起こりませんでした。

「なんだ、食べられるんだ」そう思ったのを覚えています。

 

徐々に寛容に

それからというもの、賞味期限切れ商品の即廃棄という作業は徐々に減っていきました。

さすがに数ヶ月経過したものや開封済みの混合液体(タレなど)には慎重になりますが、その他のものに関しては数日過ぎたくらいでは気にしなくなるように。どうしても気になる場合は、腐敗がないか見た目や匂いで確認しています。

 

節約になるのか

賞味期限切れが平気になると、食材を廃棄する頻度は減ります。同種商品の年間購入回数が減る、ごみ処理費用(ゴミ袋代)の削減という意味では、節約に繋がることでしょう。

文化的な生活かどうかはさておき、単に「食欲を満たす」という点から見ても、賞味期限を気にせずに食べることで無駄な出費を減らせます。

しかし、本当の節約は賞味期限切れに寛容になることではなく、無駄な買い物をしない、購入したものを適切に使い切ることだというのは言うまでもないことです。

 

体調を崩してしまっては逆効果

賞味期限は美味しく食べることが出来る期限であることから、消費期限のように「安全」を保障するものではありません。賞味期限切れの商品を食すということは、消費者側の判断に委ねられています。

お腹が敏感な方には悪影響を及ぼすかもしれませんし、普段はなんともない人も食べ合わせや体調次第では症状が出る可能性も否めません。

節約のつもりがお腹を壊して病院へ、となってしまっては本末転倒。賞味期限切れの商品を口にする際は、その点も注意したいところです。

 

一人ぼっちだからこその食費削減

賞味期限切れが平気になってきたとはいえ、それは一人ぼっちだからこそ出来る食費削減法。

賞味期限に対する考え方は人によりけりではありますが、私は賞味期限切れの食品を人に提供する事はありません。

自分は大丈夫だけど、みんなそうとは限らないという考えは忘れないようにしましょう。

 

まとめ

賞味期限切れが平気な人になったら節約になるのか?というと、私は節約に繋がっています。

ただし、それが適切かどうかは正直微妙なところです。