味仙人 relish hermit

40代おひとりさまの仙人暮らしのような日常を綴っています。一人暮らしの晩ごはん(ひとり飯)の献立や食費を中心に、おひとりさまが思うことなどを。

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節約がうまくできない|節約が下手な原因は?

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こんにちは、アジです。

皆さんは「2024年に始めたいことランキング」というニュースをご覧になったでしょうか?

いくつかの企業が同様のアンケートを実施していましたが、どこのランキングも1位〜2位にお金に関することが入っていたことは驚きでした。集計先の顧客を対象としたものでしょうから、その生業(金融)に関心がある人が多いという前提はあることでしょう。

それにしても、やりたいことが「ポイ活」に「副業」とは、なんとも寒々しい世の中です。私のように収入が不安定な者ならともかく、安定した収入のある人にはもっと夢のある話をしてもらいたいものだと感じたものです。

「賢く節約し、貯蓄に励む節約上手さん」

とにかく節約が下手な私は、そんな方々に憧れます。気合いが足りないだけでは?と突っ込まれたらぐうの音も出ませんが、なぜ節約が下手な人がいるのかその原因と、それに対する改善策を探っていこうと思います。

この記事では、以下のような方々を対象としています。

  • 節約に取り組んでいるのに成果が上がらない人
  • 節約に苦手意識がある人

節約に繋がらない原因や例を上げながら、当てはまる箇所から何かヒントを得られたらと思います。

スパルタは苦手なので、少しでも改善出来そうなことはないか?という事を考えてみましょう。

節約上手

まず、節約上手と言われる人達は、普段どんな事を心掛けているのかを見てみましょう。

節約上手が取り組んでいること

  • あり合わせで料理をし、食材を無駄にしない
  • 計画的に買い物
  • チラシや広告を活用
  • 値引きのタイミングを狙う
  • ポイントカードやポイントサイト利用
  • お菓子は手作り
  • マイボトルと弁当持参
  • コンビニには立ち寄らない
  • 家計簿をつける
  • 各種契約プランを見直して無駄を省く
  • 光熱費の無駄な使用を控える
  • 図書館や無料のサービスを積極的に利用し、娯楽費を抑える
  • 不用品を売る
  • ATM手数料をかけない
  • 徒歩や自転車で交通費を浮かせる
  • 飲み会に参加しない
  • 健康に気を配る

これらはほんの一部ですが、こうして眺めてみると生活の中に節約する方法は沢山あることが分かります。

節約下手さんも既に取り組んでいる事や、過去に行ったものがあるのではないでしょうか。

 

節約下手

上記の節約法は、どれもが特別な技術や資格を必要とせず、誰でも取り組める内容です。それにも関わらず、なぜそれが出来ない人や、同じ事をしても節約に繋がらない人が居るのでしょう。

私には節約上手な方々が、特殊な才能の持ち主に思えてならないのです。

 

計画性の無さ

私がそうなのですが、先を見越した行動が苦手です。夏休みの宿題はギリギリにならないとやらないタイプでした。

「◯◯をしたら◯◯になる」

「◯◯をしなかったら◯◯になる」

この理屈を理解はしていても、行動に反映出来るかは難しいところ。この計画性の無さも節約がうまくいかない要因です。

郵便局に荷物を送りに行ったAさん。帰り際にATMが目に入りました。口座から現金を引き出す必要がありましたが、他の人が使用中だったのでまた今度にしようと立ち去ります。

後日、引き出す事をすっかり忘れていたAさんは、コンビニATMで手数料を支払って現金を引き出すことに。

引き出す必要がある事は分かっていたわけですから、郵便局に立ち寄った際に引き出していれば手数料を支払う事はありませんでした。

改善策

「また今度にしよう」

これは、何事もギリギリにならないとやらない人の常套句です。何も実害がなければそれでも良いですが、節約するうえで計画性の無さは致命的。

例のATM手数料、ポイ活に置き換えると何万円も利用してやっと得られる金額です。物事を後回しにする事で無駄な支出が起きているという方は、今やっていた方がお得かも?と考えて行動してみましょう。

先に行う事でプラスになるわけではありませんが、後回しにしてマイナスになるよりは節約になります。

 

気が散漫

物事に取り組む際、余計なことに着手し、横道に反れ、空回りしていることがほとんど。

空回りであればまだいい方で、当初の目的からは大きく離れたところに居ることも。

健康でいる事は節約に繋がると知ったKさん。先々の医療費や保険料を考えると、今のうちに出来ることをしようと動き出します。

健康に関する書籍を読み漁るうち、食事が大切だと気付きます。そこで安心安全な食材を求め有機栽培に拘り始めました。

そのうち、食材から日用品までオーガニック製品で揃え始めるように。オーガニックの虜になったKさんは、オーガニックレストランやカフェを見つけては立ち寄るようもなりました。

そこで販売されていた雑貨に惹かれ、自分でも作ってみようと思い立ちます。今度はハンドメイドの材料や書籍を買い揃え、節約からは遠く離れてしまいました。Kさんは節約のために行動を起こしたはずですが、気が付くと必要のなかった支出を行っています。

改善策

興味を抱いたものが日々を充実させたり精神的豊かさをもたらすのなら、長い目で見た時にそれは健康=節約に繋がるのかもしれません。

しかし、いま確実に節約するためには、不必要な支出を減らす事が必要です。

気が散漫し本来の目的を見失わない様、「なんの為にそれを行うのか?」という事を都度自分に問う癖をつけましょう。

 

優先順位を無視

節約下手な人は、優先順位を無視した行動をとりがちに。

中には優先順位をつけることが困難な人も居るとは思いますが、私の場合は前者にあたります。何を優先すべきかを分かっているだけに、タチが悪いのです。

優先順位を無視するということは、我慢が出来ないともいえるでしょう。

ドラッグストアへ洗剤を買いに行ったHさん。お目当ての洗剤は本日限りの特売になっていました。

レジへ向かう途中、ダイエットサプリが目に留まります。スマホでレビューを検索してみると、「最短で◯キロ減!」と絶賛されていたそのサプリ。Hさん、自分にはこのサプリが必要だと思い始めます。

しかし、財布の中にはどちらも購入するだけの金額は入っていません。すぐにでもサプリを試したいHさんは、洗剤を諦めサプリを買うことに。後日、定価で洗剤を買うことになったのでした。

特売で購入していたら節約できた数十円を、Hさんは無駄にしてしまいました。

改善策

Hさんの事例のように、「いま必要なこと」と「そうでないこと」を意識して買い物をしないと、節約のチャンスをみすみす逃してしまうことに。

こういった事が多々ある方は、実は節約出来ることは身の回りに沢山転がっていること、順番を変えるだけで節約に繋がると気づくことから始めましょう。

 

持続力の無さ

節約上手さんたちは、一朝一夕で節約を達成し貯蓄額を増やしているわけではありません。

「チリツモ」と言われるように、小さなことからコツコツと継続することが財を積むことに繋がります。しかし、節約下手さんはこの「継続性」に欠ける傾向も強いのではないでしょうか。

一時的に節約が出来ても、それが習慣化されなければ増えるものも増えていきません。

節約になりそうな事を一通り行ったMさん。ポイントも徐々に貯まり、水筒と弁当持参の効果も僅かながら出てきました。

ある日、体調を崩したMさんは、食材の買い物や弁当作りが億劫になります。しばらくはコンビニで済ませることに。

気付くと、体調が戻ったあともコンビニに立ち寄る事が日常になっていました。そこでAさん、ポイントも増えているから良いだろうと考えます。せっかく始めた節約も短期間で終わってしまいました。

ポイントが増えるという事は、(広告クリックやキャンペーンを除き)それだけ支出を行っているという事をMさんは忘れている様です。

水筒と弁当持参で出来ていた節約が、一時的なものとなってしまいました。

改善策

人の脳は楽をしたがる傾向があるようです。そのため、継続して何かを行うには強い意思が必要。

Mさんの様に何かのキッカケで楽な方に流される様では、まだまだ節約が当たり前になっていない段階です。

節約が続かない人の多くが、その行動に我慢が伴っていたり嫌々している場合も。努力と根性で継続出来れば良いですが、節約下手さんはそれが苦手。

そんな人達がもっと楽しく節約をするには、一つのやり方にとらわれず、今月はこれ、来月はこれ、と期間を決めて取り組んでみるのもオススメです。ゲーム感覚で小さな目標を成し遂げていく事で、継続出来ない自分にガッカリすることは減るでしょう。

 

衝動性

せっかくコツコツと節約をしてきたものを、一瞬で無にしまうのがこの衝動性です。節約をしているのに結果が出ないという人は、このパターンを繰り返していることも。

自分が出来る範囲で節約に取り組んでいたTさん。月に数百円でも効果が出てきました。

更に収入を増やそうと、フリマアプリで不用品を売ることに。相場を調べるため同ブランドの商品を眺めていると、とても素敵な商品を見つけました。お気に入りの数やコメントも多く、人気の商品である事が伺えます。

「今月は服を買っていなかったし」「今月は多く働いたからご褒美にしよう」「これから春になるから活躍するだろう」「不用品を売ることで実質◯◯円になるからお買い得」などなどいくつもの言い訳を練り出し、自分を納得させ始めます。

その商品を無事手に入れたTさん、出品した商品は長いこと売れずにいる様です。

不用品を売るはずが、購入者側に。

今買わないと誰かに買われてしまうという状況が、Tさんの判断を鈍らせました。

改善策

収入の中から「娯楽費」「被服費」と事前に設定していれば、その範囲内で購入する分には問題ありません。

しかし、予算を上回ったり予定外の買い物は、せっかく行ってきた節約を無駄にすることに。

衝動買いをしやすい人は、それは「欲しいもの」なのか「必要なもの」なのか考える時間を設けたいところです。必要なものであれば、検討した後にもっと最適な物が見つかることもあるでしょう。

 

まとめ

節約が下手な人の原因は以下にある事が分かりました。

  • 計画性の無さ
  • 気が散漫
  • 優先順位の無視
  • 持続力の無さ
  • 衝動性

当てはまるものはあったでしょうか?

どんなに節約を意識していても、一方で無駄な支出が行われていれば相殺され節約に繋がりません。

「格差の広がり」「二極化の加速」とも言われていますから、今後ますますポイントで稼ごうとする人や節約に取り組む人が増えることでしょう。

節約したいと思ったその気持ちを無駄にしない様、出来ることから取り組んでいきたいですね。