味仙人 relish hermit

40代おひとりさまの仙人暮らしのような日常を綴っています。一人暮らしの晩ごはん(ひとり飯)の献立や食費を中心に、おひとりさまが思うことなどを。

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断捨離とフリマ、小銭を稼ぐ虚しさ

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こんにちは、アジです。

先日YouTube内で「ヤフーフリマ(旧PayPayフリマ)なら販売手数料0円」という広告を目にしました。その時は「そんなアホな」とスルーしたのですが、しばらくしてそのCMを思い出します。

現在メルカリの販売手数料が10%。これが0円になるなら乗り換えるのもアリかも?とヤフーフリマの詳細をチェックしてみました。

すると、5000円以内の商品に限り、2024年3月31日までというキャンペーンでした。そうですよね、0円では商売が成り立つわけがありません。

それでも通常販売手数料は5%だそうで、出品者側には強い味方になりそうです。ただし、調べてみるとトラブルに関する記述も多く見られ、とりあえずはメルカリだけでいいかという結論に至りました。

という事で、今回は困窮する筆者の断捨離とフリマの話です。

断捨離

断捨離がブームになってだいぶ経ちますが、その勢いは衰える事がありません。断捨離をする事で得られる効果が「片付け」の要素を含んでいる事から、「年末の大掃除」のような市民権を得たようにも感じられます。

断捨離本来の意味とは異なりますが、今後更なる物価上昇で、手元にある物をなんとか現金に変えようとする人も増えるのではないでしょうか。断捨離を意図していなくとも、物を手放していく流れは続くかと思います。

 

フリマ

フリマサイトに出品の皆さんはなんとなく感じているいることかと思いますが、ここ最近は売れる率がかなり落ちてきていますね。

私はメルカリを始めたのが遅かったので、サービス開始当初の「出せば売れる」時代を知りません。それでも、メルカリ利用者に託したいくつかの物は(値下げ対応にも応じてですが)全て売れた記憶があります。

それが最近では、本当に売れません。売れないというとやや語弊がありますが、出品者側の希望価格では全く売れない状態です。すごい数のお気に入りが付いていても、よほど大きな値下げを行わない限り購入には至らない現実。

値下げ無しで売れるものといえば、300円代の物くらいでしょうか。さすがに300円代の物を値下げ交渉しようなどという購入者はいませんが、同じ商品ならより数の多いものやオマケ付きのものを、という心理は働くでしょう。

つまり、物を現金化しようとする人が増えるという事は、購入したい人が減るということでもあります。

また、私は利用した事はありませんが、ユニクロの類似商品を販売したとしてニュースになった例の会社のように、数百円で新品を買えてしまう現状も中古品が売れない現状を後押ししているのかもしれません。

売れる人もいる

私のように売れにくくなったと感じる一方で、メルカリでここ最近一気に売り捌いた人もいます。

その人はこれまで、フリマアプリを利用した事がなかった人です。その人の目的は「利用しなくなった物を手放して次の物を買う軍資金にしたい」というもの。

どういう事かというと、第1目的はいち早く手放す事。趣味の部品であるその人の出品物は、ゴミに出せば処理費用が発生してしまいますが、中古でも需要のあるものなんですね。

また、個人事業主やハンドメイド作家のような自社製品の販路として利用している方の商品は売れる傾向にあるのが見て取れます。

目的が変わってしまった

私が当初フリマアプリを始めた頃の目的も、どうせ手放すなら僅かでもお金になった方が良いよねというものでした。

それがいつの間にか「手放すこと」よりも「少しでも高く売ること」に意識が変わってしまった事から、売り方が変わり、更に売れない現状を生んでいるのかもしれません。

購入者側にはメリット

転売ヤー個人事業主を除く一般利用者のほとんどが、既に使わなくなった物、買ったけど使わなかった物を出品していたと思います。

これまでは、物を取得してから出品に至るまでにはある程度の時間経過があったと思うのですが、今後は手に入れてから手放すまでの時間が短縮され、販売されて間もない商品が並ぶという利点はありそうです。

また、出品者側は長期間売れない商品の値下げを行わなければならず、そこから更に値下げ交渉に承諾しなければならない場合も多いでしょう。こういった事から、しばらくフリマ市場では購入者側有利な状況が続くのではないかと思います。

 

フリマ市場の今後

しかし、時に思うのです。この断捨離の勢いもいずれ落ち着き、人々は再び「持つこと」にステイタスを覚える時が来るのではないかと。流行はだいたい20年サイクルで回ると言われますが、40年以上生きているとそれを身を持って感じます。

爆発的に日本の景気が良くなることは現状考えられませんから、物価はあがれど手元に残るお金は減る一方という状況は変わらないでしょう。

今ある物を手放してしまったら、次に買う時には何倍もの金額を出さないと買えなくなっているかもしれない、そういった心理が広がったとき、フリマ市場は逆転するかもしれないとも思っています。

 

買い物よりガソリン代

とはいっても、これだけ多くの人の財布が冷え込めば、必要最低限以外の消費は更に落ち込むでしょう。

都市部の人々にはまだ余裕があるかもしれませんが、ガソリン代がこれだけ上がっていては格安の中古品といえども贅沢は出来ません。ガソリンを入れられなくなること=死活問題です。

「不要な物を手放してスッキリとしましょう」ではなく、「不要な物を手放して小銭を稼ぎましょう」が今の私の断捨離の目的になってしまっています。

 

買い物をする時に気を付けたいこと

メルカリ出品を続けている中で、大きければ大きいほど出品の際に不利になるという事が分かりました。送料を上乗せすると出品価格も高くせざる得ませんし、実際発送するのも手間が掛かります。

今後何かを購入する際は、売りに出す時の事も考えて大きい物や重たい物を購入するのは控えようと思っていたのです。(こんな考えで買い物をするのも悲しいですが)

それなのに、昨年私が購入していた多くの物がその大きい物、売りに出しても需要がないだろう物ばかり。つくづく、勢いで始めた趣味に散財してしまう自分のバカさ具合に呆れます。

 

まとめ

断捨離とフリマで今後また不要な物を手放していかなければなりませんが、正直なところ不要な物は今のところないのです。

小銭を稼ぐために仕方なく手放していかねばならない状況は、断捨離から得られるメリットよりも虚しさの方が上回るかもしれません。