こんにちは、アジです。
早速ですが、この記事のアイキャッチ画像に懐かしさを感じる40代おひとりさまも多いのでは?と思います。
前回記事のメルカリ出品と並行し、不要な物の断捨離を決行。そこで手放すことになったのが、このアルバムを含めた大量の写真です。
断捨離したその数、781枚。
自分よくやった!ということで、今回はこの写真の断捨離について話をしたいと思います。
使い捨てカメラと無駄な写真
40代おひとりさまがまだ学生だった頃、一般庶民が持つカメラといえばそのほとんどが使い捨てカメラでしたね。
どんなものが撮れているの分からないそのカメラには、ブレまくりの写真やクダラナイ写真が多く納められていたものです。
しかし、そのゴミみたいな写真でさえ捨てるという意識はなく、良い写真の後ろにこっそり忍ばせて、20年以上も保管し続けてきました。
溜まりに溜まった写真
その後デジカメの登場により写真の数が減ったか?というとそうでもなく、今思うと何やってんだな話ですが、毎回プリントをしていました。
当時はメモリーカードの容量が少なかった事もあるのでしょうが、まだアルバムをめくりながら写真を眺める事が楽しくもあった時代です。
撮り溜めた写真はつい最近までその存在を否定されることなく私の元にありました。そう、つい最近まで。
写真の断捨離
ある日、突然スイッチが入った私は、スタスタとアルバムのある部屋へ行きます。引き出しをケースごとリビングに持っていき、写真の処分に取り掛かりました。
身軽になっておかなければ。そんな気持ちが沸き起こっていました。
1枚ずつ確認しながら要不要を瞬時に判断。思い出や感傷に浸ることもなく、まるで事務作業のように行われるそれは、私の中で既に必要のない過去だという事を教えてくれているようでもありました。
不思議なもので、あんなに捨てるつもりのなかった写真が、大切であったはずの写真が、今回その多くをゴミにしか思えなかったんですね。
どうしちゃったんでしょうか、私は。いや、理由は分かっています。
まだ捨てるには至らない写真もありますが、781枚の写真から感じたのは、余計なものを長いこと抱えてきたもんだな、ということ。
要らないものを淡々と袋に詰め、ゴミ箱へ放り込む。可燃ごみの日、心が1つ軽くなったような爽快感さえ感じました。
姫ちゃんのリボン
古い写真を入れていたポケットアルバムは、漫画雑誌リボンの付録。
ずっと、このキャラクターを「姫ちゃんのリボン」の姫ちゃんだと思っていたんですね。しかし、処分にあたり裏面を見てみると、「奏ちゃん」と書いてあるではないですか。
かなちゃんって誰や!お前は誰や!
と、謎の奏ちゃんについて調べてみたところ、姫ちゃんのリボンの作者(水沢めぐみさん)の別作品「ないしょのプリンセス」の主人公である鈴木奏(すずきかな)という事が分かりました。
付録目当てに漫画を買っていた私はこの奏ちゃんを読んだ記憶がありませんが、長い年月私の元にいた貴重な付録との別れ。
遠くから仰げば尊しが聴こえてきそうです。
まとめ
写真の断捨離で私に起きた感情は、名残惜しさよりも爽快感でした。
そう感じるまでには時間の経過が必要だったのかもしれませんが、781枚の写真を手放せた自分が少しばかり誇らしくもあります。