味仙人 relish hermit

40代おひとりさまの仙人暮らしのような日常を綴っています。一人暮らしの晩ごはん(ひとり飯)の献立や食費を中心に、おひとりさまが思うことなどを。

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節約下手が今すぐ取り組める簡単なこと|減らすではなく増やす!!

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こんにちは、アジです。

前回の記事では、節約下手な人はなぜ上手に節約ができないのかについて掘り下げてみました。自分の至らない点を書き出しているわけですから、なかなかにシンドい作業でしたね。

節約に繋がる取り組みを行っているのに思ったほどの成果をあげられないのは、やはりそれなりな理由があることは分かりました。

そうはいってもそれが出来ないから困っているんです、という私のような方へ向けて、節約下手が下手なりに行っている事の紹介や、今後出来ることを考えてみたいと思います。

節約上手でなくても取り組める事があると分かれば、モチベーションも上がることでしょう。

※当ブログは実績のある人物や知識人が、成功例や知識を紹介するものではありません。一緒にやっていこうよ!というスタンスで書いています。

節約に抱く印象

前回の記事を書く中で、節約下手さんは「制限」や「規律」、「減らす」ことに大きな苦手意識を抱いているのではないかと感じました。

節約とは「むだを省いて切り詰めること」とあります。どうしてもネガティブな印象がつきまとう「減らす」という行為。

安定や決まったルール、シンプルであることに安らぎを感じない者にとって、無駄を省くという行為はどうしても「辛い」「つまらない」「苦しい」などの感情をもたらすのかもしれません。

 

自分に合っているか

一般的に紹介される節約術を真似してもいっこうに成果が出ないのは、自分に合ったやり方ではない可能性も。

節約の仕方にも、向き不向きや環境に見合ったやり方があるのではないかと思います。

極端ですが、いくつか例を上げてみましょう。

例)Oさん

料理が得意ではないOさん。弁当持参で節約をするため、夜な夜な調理をしています。

得意でない事から時間も掛かり、毎日寝不足です。仕事へのやる気も削がれ、疲れがとれません。

大好きなウォーキングをする時間も元気も無くなり、近所への買い物も車を使うように。そのうち栄養ドリンクに頼ったり、健康不安から病院を転々とするようになりました。

改善点

Oさん、得意ではない事で節約に取り組んでいるため、行動が空回りしてしまっています。

ウォーキング好きなOさんが取り組むべきは、手作り弁当でなく徒歩で交通費や医療費を節約することでした。

 

例)Bさん

人に何かを伝える事と動画編集が好きなBさん。動画配信で収入を得ることを目標にしています。

開設したチャンネルも少しずつですが登録者が増えてきました。まだ収益化に辿り着けていませんが、その日を夢見て取り組んでいます。

無駄な支出をしない様、動画編集アプリは無料のものを使用中です。作業をするたびに15秒から30秒の広告を閲覧せねばならず、思うように作業は捗りません。それも節約のためには致し方ないというBさんでした。

改善点

Bさん、節約が出来ているように見えますが、本当にそうでしょうか?

減らすこと・省くことに囚われるあまり、大切な時間を無駄にしている事に気付いていません。

利用料を節約するより、有料アプリでどんどん動画を作り配信した方が、結果的には収益化への道は近かったかもしれません。

 

例)Eさん

奥深い土地に住んでいるEさん。近くにスーパーはありますが、どれもこれも定価販売です。

「節約にはまとめ買いがお得」という情報を得たEさんは、街まで降りてまとめ買いをするようになりました。

食材を余らせてしまうこともありますが、買い物ついでにコーヒーショップへ立ち寄ったり、新しい服を購入するのが楽しみになっています。

節約をしながら楽しんでいると満足気なEさんでしたが、実際は毎月ギリギリの経済状況です。

改善点

Eさん、まとめ買いをしているために食材を無駄にしている様です。また「せっかく来たから」という気持ちから「ついで買い」の習慣が出来上がってしまいました。街までの交通費も合わせると、節約になっているかは疑問です。

Eさんが節約するためには、メディアが紹介する節約法を真似することではなく、地元のスーパーで必要な物だけを購入することでした。

 

減らすではなく増やす

「減らす」ことが苦手な人や抵抗がある人は、「増やす」ことで節約に取り組むのもオススメです。

増やす?

先ほど紹介したOさんの場合、苦手な事で節約に取り組むよりも、好きなこと/得意なことの量を増やした方が結果的には良かったことでしょう。

Bさんの場合、広告を眺める時間を編集にあてれば、もっと多くの動画を配信することもできました。(編集時間を増やす)

「減らす」ことが苦手なら「増やす」ことで節約する方法も模索しましょう。

 

すぐに取り組める簡単なこと

ここからは「増やす」ことを意識した簡単な節約術を紹介します。

使える回数を増やす

「まとめ洗いで洗濯回数を減らす事が節約になる」という話も耳にしますが、汚れたものを置いておくというのは個人的に抵抗があります。

そこで、洗濯回数を減らすことではなく、洗剤の使える回数を増やすことで小さな節約をすることに。

洗濯用洗剤、食器用洗剤、シャンプー、トリートメント。これら液体の日用品、容器の残り液が勿体ないと感じた事はありませんか?これに水を足すことで、使える回数を1〜2回増やすことが出来ます。

貧乏くさいと思われるかもしれませんが、洗濯回数を減らすことより私に合った節約法です。

かさ増し

すぐに取り掛かれる事として食費の節約がありますが、食事量を減らす節約は案外きついもの。

私は回数や量を減らすのではなく、かさ増しする事で食費の節約に取り組み中です。

お米の量をほんの少し減らす代わりに、多めの水で炊飯。水分量多めのご飯はふっくらし、お腹を満たすにも充分です。新米/古米でも変わりますが、慣れてくるとベチャベチャにならないギリギリの量が分かってきます。

また、一回に使用する肉の量を減らす代わりに、汁物の量を増やすなどで対応しています。

噛む回数を増やす

食事の際、時間を掛けてよく噛むと満腹中枢が刺激される、というのはよく知られたこと。

食べたばかりですぐお腹がすく、間食が多い、という方は、噛む回数を増やし一度の食事で満腹感が得られるようにしましょう。

私は食べるのが遅いので、必然的に噛む回数が多くなっています。

データ量を増やす

光回線/ホームルーター格安SIMの併用でデータ通信を行っている方が多いと思いますが、人によっては移動中や外出先での使用が多い場合も。

少ないギガ内でやりくりするのはストレスにも繋がりますし、モバイルルーターも持ち合わせていればいくつもの支払いが発生していることでしょう。

スマホのデータ量(プラン)を増やした場合と比較し、必要がなければWi-Fiを解約するというのも固定費の節約に繋がります。

運動量を増やす

運動する事が苦にならない人は、今までより少し運動量を増やしてみましょう。

健康な体を保つことは、医療費を最小限におさえ、病気による欠勤(収入減)を回避し、大きな節約となります。

また、健康であるということは、集中力や意欲の低下を防ぎ、物事(節約)に取り組む際にも助けとなるでしょう。

掃除の回数を増やす

放置したガンコな汚れを落とすには、専用の道具と時間が必要に。

掃除の頻度は各家庭ごとに異なりますが、これまで行っていた掃除の回数を増やす事で節約になることも。

仕事量を増やす

世の中には、なるべく仕事をしたくないという人がいる一方で、働くのが好きな人もいます。

働くのが好きな人の中にも、やっている事が好きだからという人、稼ぐのが好きだからという人が居ます。こういった資質のある方は、1円の節約を考えるより働く時間や収入を増やす方が適切でしょう。

推しのために働く

仕事が好きなわけではないが「推しのために働く」という人も居るようです。

理由はなんであれ、節約を考えて消極的でいるより、目的を持って稼ぐ姿は勇ましいのでは?と感じました。

 

まとめ

一般的に提示される節約術は、万人に通用するものではないのではないか?

節約が下手な人にはもっと合った方法があるのではないか?

そんな事を考えながら書いた今回の記事。

節約が下手な人は「減らす」ことより「増やす」ことを意識した方が、結果に繋がりやすいかもしれません。

  • 使える回数を増やす
  • かさ増し
  • 噛む回数を増やす
  • データ量を増やす
  • 運動量を増やす
  • 掃除の回数を増やす
  • 仕事量を増やす

もちろん節約とは無駄を省いて切り詰めることであることから、支出を抑えるのが一番だという事を理解した上で、それでも節約がうまくいかない方のヒントになればと思います。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。