2024-12-16 着る服がない!公共交通機関を使うと着るものに悩む 仙人の装具(衣) ※記事内に広告あり 私は車社会で生きているのですが、用事で公共交通機関を使う機会がありました。 ふだんは多少汚れても気にならない、動きやすい服を着ている自分。 朝、着ていく服がなくて困る。 何を着たら良いのだろう。キンキンに冷え込んだ衣装部屋で呆然とする。 駅の階段を上がる時に困らない靴と、ザックを背負ってもおかしくない服装。かつワンマイルウェアではない身なりにするにはどうすれば。 リンク 毛玉や毛羽立ちは気にする私も、ホームセンターや近所の買い物にはさほどオシャレを気にしません。 組み合わせを全く無視しているわけではないけれど、「今流行りの」とか「お出かけ着」という感覚はもうだいぶ薄れており、自分の着たいものを着ている日々。 車だと人との接触が少ないため、視線が近距離になることはそう多くありません。 あるとすればレジに並んでいる時くらい。それもビッタリくっついているわけでもないし、じっと前の人を見ることもない。 リンク 出発時刻が迫る中、ああでもないこうでもないと言いながら着たのは、ニットワンピースにダウンジャケットでした。 綺麗めの服でもないし、特別気に入っている服でもない。 ただ、その日は寒気が強く防寒も必要で、さらに人前に出てもおかしい服ではないだろう、という理由で選ばれたのがそれでした。 車社会に生きていなかった頃はお出かけ前夜に服を準備するのもひとつの楽しみで、もっとウキウキしていたものです。 今では出掛ける時にヒョイっとハンガーから外して着る、乾いた洗濯物の山からゴソゴソと取り出す、そんな調子。 オシャレとはなんぞや?! はて、浦島太郎のように思い出すことも出来なくなりつつある現在。 リンク やはり公共交通機関を使うと人との距離が近すぎて、見たいわけでもない他人の頭、皮膚、服が視界に入って来ます。 ホーム待ち合い室の向かいに座る女性の靴。 列車を待つ列の前の人の髪や頭皮。 至近距離にある他人の上着に乗ったフケらしき粉。 多くの人たちの上着についている毛玉。 隣の席の人の食べ物のニオイ。 大きな声で電話をする人の声。 駅で人が乗り込んでくるたびに接触する他人の腕。 色んな情報が視覚・嗅覚・聴覚・触覚から入ってきて疲れる。 そして、そのフケらしき粉がどうか私の方に落ちてきてくれるなよ、と願いながら新幹線を待つ。 リンク 公共交通機関を使うとファッションを楽しむこともそうですが、他人を不快にしない身なり、衛生的であることも気にしないといけないから大変だな、と思いました。 べつに衛生的でいることは公共交通機関だからという話ではないですが、車社会で生きている私には久しぶりの感覚にぐったり疲れた1日でした。 リンク